晴れ。
高速船も全便運行だが、コロナで減便されたらしい。
まぁ元々 全便出ることのほうが珍しかったので大した影響はない。
今日は宅急便を送る夢を見た。間違って送られてきた品を返送する作業をしていた。
宅急便を送る夢は、夢占いでは現実逃避したい心を投影してるのだそうだ。
今は苦しくても、問題と向き合っていくのが一番の問題解決法です と書かれていた。
今は苦しくても、って、
抗がん剤治療を勧める医師みたいな言葉だなと思った。
抗がん剤の苦しみは多分、地獄の苦しみだと思う。
しかもそんだけ苦しんでも抗がん剤はかえってガンを増やす。抗がん剤はガンを治さない。
《苦しいやり方》は『違う』のではないかと思う。
よって、私は今苦しくても耐えるみたいなことはやらない。苦しまなくてもいいように、苦しまなくても問題が解決するように工夫し、頑張る。(頑張るとか言ってる時点でダメな気もするけど)
とかなんとかいいながら、
私はこの間、この記事の冒頭に載せた写真が表紙の雑誌を見ていて泣けてきた。
冒頭に載せた写真が表紙の雑誌には、私の憧れを詰めたようなお家が沢山載っている。
自然素材の家、木造の家、漆喰の壁、タイル張りの台所や洗面所、扉や取っ手もレトロで
とにかく家全体からふわっとした『あたたかさ』が全身に伝わってくるような家。
私は小さな頃から家を見るのが好きで、あちこち散歩しては可愛い家や大きな家を見つけては憧れ、不動産屋のチラシの間取りを見てはこんな家に住めたら……という在りもしない空想に夢を膨らませていた。
きっと、誰もが大きな家や、合成ものの既製品だらけの家よりかは天然素材でできた家に憧れると思う。
でも、そんな家に住めてる人はごくごく一部だ。
ほとんどの人は、予算上折り合いをつけなければならず、条件の悪さを受け入れるしかない。そこまでしても、多額のローン返済が待っている。蝋人形のようになっても働いてお金を稼ぎ続けなければ家には住み続けられない。
安っぽい材料で家を建てた業者だけが得をする。そこに住む人のことなんか他人事。
人間は環境によってつくられるのに、安っぽい家に住むしかない人はどうなるというのか。
土木業者は、世のため人のため良いものを造ろうという気持ちがないのか。
土木業者がそんなんだから、みんな暮らしがお粗末になって思考もお粗末になって世の中もお粗末になってしまったのではないか、
でも、現状 貧乏に人には良い家をつくるお金はない。。 多額の金、高給の仕事に就いてないと良い家は建てられない・・・・・
そんなこんなが一気に押し寄せてきて、むなしさややるせなさで一杯になって泣けてきた。
近年の震災や水害で家を失った人は何気に沢山いると思う。家どころか、全てを失い、借金からのスタートになった人も沢山いるのではないだろうか。
小さくてもいいから、住む人の健康や暮らしを守る家なら……頑張れると思う。そおいう家を建てる業者さんが増えたらと思う。
家を建てるのにお金がかかるのは仕方ないけど、近年の家は大した材料でもないのに高いものが多いように思う。
これが離島になると更に材料輸送費に人材派遣費がかさみ、本当に良い家を建てるのは至極困難となる。離島での家作りには家以外の部分にも超金がかかる。
何なんだコレ、と思う。
別に贅沢がしたい訳じゃない。
生活が潤うように、部分部分、自分の好きな要素を加えたいだけ。でもそのちょっとにも、建築資材となるとすごい金がかかる。安価なパック料金で建てたような家は、お前にはこの程度でいいだろうと言われてるような造りで何のときめきもない。ただただ家を見る度、お前はこの程度でいいんだと粗末にされたような気になってしまう。
家ってなんだ。
家って大事じゃん。
誰でもちゃんとした良い家に住めたらいいのに………そしたら住んでる人も健康になって頑張れるようになって仕事もバリバリできるようになってお金も稼げるようになって更に経済が廻って…………と良い循環になるのではないか？？
雑誌に載っているような家はどれも素敵で、夢が膨らむけど、虚しくもなる。
沖縄の離島では特に、絶望的だ。
だいたい優れた職人を持つ業者を見つけるだけでも至難の技なのではないだろうか。。お金だけの問題じゃない。
優れた職人さんって、今どのくらいいるんだろう？？
ちなみに石垣島の業者はあまり評判よくありません(´-ω-`)………本当に良い家建てようと思ったら、業者さんごと島外から来てもらわないとだよ…………業者の飛行機代も負担しないと……………
途方もないね………
どうしてこんなに生きる上で根源になるものが手に入り難いんだ？？？？(まぁそれは、金にがめつい奴等がそうしたんだけど…)
クソゲームリゲーのこの世の中で
真に良いものをつくるのは至難の技だね………
自分が、至難の技を繰り出せるくらいの人間になれば可能になるんだろうか 。
