離島生活で思ったこと

沖縄の離島で暮らす中で思うこと、考えたことをつらつらと書いています。思考のウンコのようなものなのでまとまりはないです。

数十年前には言われていた滅びの大予言

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読まなきゃいいのに、

けっこうこの手の本は好きです。
(о´∀`о)



『滅びの大予言』
ーーー後戻りのきかない滅亡の台本ーーー

西丸震哉 著
〈食生態学研究所 所長)

1998年 三五館発行







間違いなく今は絶版でしょうが、

出版から20年以上経った今、この本の内容が見事に当たっているので

今でこそ読んでもらいたい本であります。









作者は大正12年生まれだそうなので、
流石にもうご存命ではないと思いますが………

農林水産省に入省し食品総合研究所官能検査室長も勤めたことのある方です。

が、官僚と政治家の場当たり的な食糧政策に疑問を呈し、退官。

後に
ニューギニア・インド・アラスカへの探検調査をきっかけに「食生態学」を確立、現代人の食・環境・行動に鋭い警鐘を鳴らし続けている。

と、本の作者紹介欄には書かれています。







食に関するお仕事をしていた方が
このような陰謀論的な本を書くのは珍しいと思うのですが、

どの分野も問題を突き詰めていくと同じ問題に突き当たる、ということなのだと思います。

真実は一つですからね。





さて。

こちらの本。目次をざっと見ただけでもうんざりするような暗い現実が並んでいます。


ちょっとかいつまんで紹介します。




目次の前には、

《未来を正しく想定するーーこれが、私の予言だ》

とあります。




***

●第一章
『地球と宇宙の不可抗力』


・どうやら生物の絶滅は1300万年ごとに起こるようだ

・今は氷河期で、そこに人類の温暖化要素が加わるから、もうメチャクチャ

・触れてはいけない「大気の大循環」に人間は手を出した




●第二章
環境ホルモンはすでに体を蝕んだ』


・内分泌攪乱物質で高等動物は間もなく地球上から消滅する

・和製「ヒトラーガス室」が日本人をジックリ殺す

・催奇生物理AF2の影響が目に見えてくる

・農薬と肥料の猛攻撃で身体も自然界も壊れていく

狂牛病は必ずや復活して猛威を奮う




●第三章
『人体が激しく変化している』


・上の前歯が巨大化し、歯の数が減ってきている

・大音量社会が脳と聴覚をダメにしていく

・老眼が早発し視力をなくす人が激増する

・思考力がグングン低下している

・花粉症の倍増は、身体機能の圧倒的な低下を証明するもの




●第四章
『食糧危機キッチリ到来!』



・きっと食人習慣がよみがえるだろう

ニューギニアの食人族の村で実際に体験したこと

・大飢饉に襲われる日本は、助ける価値のある国か?

アメリカが食糧輸出を規制するや、日本はパニックで崩壊する

・海国ニッポンでやがて魚が食べられなくなる

・半砂漠地帯で獲れるキヌアには注目しておきたい

・うまさ追究の終着点は「滅び」となる




●第五章
『人類の力は知れたもの』



・抵抗力が根こそぎ奪われて、大量死が訪れる①,② 

バクテリアを滅ぼそうとして人類は先に滅びる

・植物のおかげで生きていることを忘れるな

・開発を逆から眺めると、破滅という、だから『ダムはムダ』

・地雷が自然を守ることになる、バカな人類の結末





●第六章
『不思議現象にもヒントはある』



・生物はみな高度の意識を持っている、のが常識である

・占いはますます繁盛する

・「カッパ山」は異次元空間との貴重な接点だ





●第七章
『常識が崩壊していく』


・長寿村はもう日本では発生しない

・ガン対策の誤りがはっきりしてくる

安楽死尊厳死が流行する

・クローン人間はいつでもつくり得る

・タバコのよさが証明されて、一億総喫煙時代がやってくる




●第八章
『じゃあ、どうしたらよいか』


・「国民投票法」を制定して主人公になろう

・漫然と生きるのではなく、自主性と決断力を見直すのだ

・子どもをむりやり勉強させないこと

・人間を簡単に見捨ててはいけません



*****




ざっと、
私が興味を持った箇所を中心に書き出してみました。




興味を惹かれはしますが、内容は絶望的になることばかりです。


でも、これが現実だし、人間だし、受け入れるしかないんでしょうね。


表紙ウラの折り込み部分にもこう書かれています。



***


私は25年くらい前から、対策を考えれば崩壊の程度を少なくできると、火をつけて警告し続けてきた
しかしだれも耳をかさず、この数年、ようやく口にする人が出てきたというテンポなのだから、もはや全面崩壊は避けられない。

目の前に現実化して大あわてするような為政者や専門家がリードしているようでは助からないのは当然で、そんな程度の集団は滅びても仕方がない。

私もその集団に属してしまっているから、苦笑しながら一緒に滅びる。


****







私も同じ心持ちであります。
(о´∀`о)






《苦笑しながら一緒に滅びる》、






これを書いた作者は世界が滅びる前に自身の寿命が尽きて死ねたでしょうが、

これからの世をとても憂いていたと思います。





警鐘を鳴らされても

自分が痛い目に遭わないと変われないのが人間です。




人間が一番バカですからね。












それでも時は流れ、生きていかなくてはならない。





苦笑しながら、

できることをやりながら、


それでも人間と世界を諦めずに、



生きていくしかないんだな~と思います。










一通り絶望を味わうと、

その先には諦めと、希望が湧いてくるものです。








『この世は生きるに値するんだ』と思いたかったら、

あらゆるものに感謝し、『今』を、精一杯生きて、行動して、楽しく 面白くして 

『ありがとう』を循環させていく。



《勇気》を出したら自分の幸せを掴める。



















いろいろ書きたいことはありますが

長くなったので一旦ここまで。








目次から一歩踏み込んだ内容も次回にまた。














お読み下さりありがとうございます。