最近よく見させて頂いている吉濱ツトムさんの動画です。
この動画を見て、私の実家がゴミ屋敷と化している理由がなんとなく分かった気がします。
私の両親は、私の見立てだと、もう40年前の物とかをフツーに押し入れにとっておいている人です。
母親に至っては、
片方しかない靴下や、ヨレた下着なんかも、ぐしゃぐしゃにタンスに押し込んでいたりする。
衣類は3つもあるタンスからもはみ出て、溢れるように部屋に置かれています。
どう見てももう着けないだろうって物だらけなんだけど、捨てると怒る。
我が家は仲のよくない夫婦なので、使いもしない物を置いておくのはテリトリー争いだとも聞いたことがありますが、
そうした理由の他にも、
吉濱さんの言う、サンクコスト効果に囚われているのもあるんだろうなーと気付きました。
いわゆるケチケチ心理ですね。
高かったから捨てるの勿体無いとか、買ったからには使い倒さないと勿体無いとか、売ればきっと高値が付くだろうから捨てられないなどといった、そおいう心理。
吉濱さん曰く、これは自分には今以上の未来が作れないという心理からもくるそうで。
うーん。。
確かに、ウチの親はTV様の言う通りに人生を進めてる人たちなので、自分で自分の人生を創造しよう!という気概は感じません。
今では厚生年金を貰って生活してますのでウハウハな老後に見えるんですけどね。
ロクに掃除もしないホコリまみれの部屋で寝起きして、季節の変わり目には必ず咳を出して寝込む。
毎年恒例の景色。
咳止めの薬飲む前に部屋の掃除をしては??その枕元近くに転がってる綿ホコリをなんとかしてみては??ってなものですが、
ご本人には居心地の良い部屋にしか見えないのか老眼で見えないのか、一向に掃除する気配がないので、私が実家にいる時は、時々誰もいない時にそっと掃除機をかけていました。
我が家の機能不全を言い出すと無限に出てくるのでこの辺で止めますが、
老後のゴミ屋敷化って、たぶん団塊世代に多いと思います。ちょうど老後世代になったからとかではなくて、世間体で見合い結婚した人が多い世代で、愛のない生活だからです。
あと、自分の人生は自分で選択したものなんだって言う自己責任論もたぶん認めないでしょう。「世間がそう言うから」「そうするしかない。」TV様がそれを正しいと示していたから、なんでしょうね。分かりませんが。
どうも私は家族とはソリが合いませんでした。
彼らも、私のことを「変人」と見下して自己肯定感を上げていたことでしょう。
今でもたまに帰ると、台所なんかは特にカオスで、面白いです。
台所が狭いと愚痴をこぼすので大金をかけ改装したシステムキッチンも、棚のほとんどがいつ買ったか分からない食べ物が詰め込まれていて、普段使っているには手前の狭いエリアのみ。
奥を覗くと、虫の湧ききった何かの粉とかがよく出てきます。(笑)
缶詰は十年以上前に賞味期限が切れている。トマト缶はトマトの酸で缶が腐食して中の液が滲み出て固まっている有様。。
それでも、捨てると何故かバレて怒り出す。(普段手入れしないクセに、気付くらしいです)
どうも、棚というものの中身はギュウギュウ詰めじゃないと嫌みたいです。
押し入れも同様。
多分、私が子供の頃に使っていた?数十年前産の布オムツとかもまだあるんじゃないでしょうかね。何でもいいから隙間を埋めたい隙間恐怖症なんでしょうか?
開けると、雪崩が起きそうなくらいの物が押し込まれています。日々使っているのは手前数センチのスペース。
絵に描いたような病的景色。
どんだけの執着心なんでしょうかね。
サンクコスト効果とか、何か良いように吉濱さんは言ってくれてましたが、
私に言わせればただの執着心です。
まぁ親が構築した家ですので、別に構いませんが。
狭い狭いと言いながら自分の物で狭くしている我が親。
実家に帰ると、世間の平均、世間ってこうなんだろうなってのを目の当たりにできて面白いです。
まぁ多分もう親が◯ぬまで帰らない気がします。
自分が使っていた部屋の物を本当に全部片付けた時、なんとなくもうこの家に帰ってくる理由が無くなったような気がしました。
父親は相変わらず亭主関白で近年は甘えも出てきて気持ち悪いですしね。
子供の頃は生きるために我慢してきましたけど、もういい加減嫌ですね。。他の家族は上手におべっか使ってご機嫌取りしてますが、私はもう嘘がつけないので無理です。まるで裸の王様を見てるみたいで痛々しいし。
夫婦仲が悪いのに、ずーっと一緒に暮らしている親を、凄いと思う部分もありつつそれで良かったのかな?と思う時もあります。
今更別れると年金に影響が出るのでたぶん死ぬまで別れないんでしょうが。
どうなんでしょう?幸せな人生でしたかね。?
海外旅行にもたくさん行ったので、きっと幸せでしょう。
世間様の言う通り歩んだ人生なのですから、後ろ指を指されることもなく、きっと幸せでしょう。
島から帰ると、ゴミのような物が多いとはいえありとあらゆる物に囲まれていて、豊かさを感じます。
腐るほど捨て置かれた食料、ホコリが積もるほど放置された沢山の物、さぞかし豊かなことでしょう。
役目を終えたベビータンスが母親の歴代の衣類で溢れているのを見ると、なんだか哀しげな気持ちになるのは気のせいでしょう。
人の価値観は人それぞれなんだと痛感します。
親子といえども赤の他人。
他人の価値観を理解する必要はないのです。