先日、ミイラ展を見た時の感想です。
来年1月12日まで、
上野の博物館でやっています。
(何て名前の博物館かは忘れました…)
ざっくりと感想ですが、
コ○ナ禍をいいことに名前や電話番号・市町村までの住所を申告しないとチケットが取れないようになってるのがクソ面倒臭かったのと、
意外と中に入ったら人が多くてあまりゆっくり見られなかったのと、
そんなに大したことなかったなぁ………
ってのが残念だった印象でした。
ミイラ展といいつつ、
今回の展示ではどれも布にくるまれた状態で、
人体の状態でのミイラは見れませんでした。
何年か前にやったミイラ展では
人体そのままの状態のミイラを見れたみたいですね。
別にそこまで生のミイラが見たかった訳ではありませんが、
やはり少々物足りない感は残りました。
ただ、
けっこう何点も
実際のエジプトの石に刻まれた絵と文字は見ることはできて、
それには興奮しました。
あの絵文字(エジプト文字?)が読めたらいいのになぁ・・・と何度も思いました。
描いてある絵についての解説はありましたけど、
文章についての説明はほとんど無くて、
でもエジプト出土品って必ず絵と一緒に文字も書かれているので
何が書いてあるのか気になりました。
わざわざ文字も書くって何ですかね??
ミイラが入っていた木棺には
色とりどりの絵が中心でした。
ミイラ本体は見れませんでしたが、
木棺に描かれてる顔がリアルで生きてるみたいに見えたのと、
ミイラを包んでいる麻布の古さがリアルでした。
今でもインドネシアの一部では死体(ミイラのように防腐処理はするのかもしれません。)と何十年も暮らす風習が残っているので、
死んだ後も生きてた時と同じように接したり
死と生を曖昧にとらえる価値観があったのかもしれません。
日本でいうなら
遺骨を大切に扱う気持ちと同じになるでしょうか??
日本では遺骨にしたらお墓に入れてしまいますが、
お墓がなく自宅で大切に保管している人にとっては、生活を共にし死者と暮らしているような感覚になるのではと思います。
どちらも死者を大切に想う気持ちからですが、
エジプトのミイラ作りには非常に手間暇がかかるので、
それだけの豊かさと権力があったのだと思います。
にしても、
はるばる遠いエジプトから異国の地に運ばれてジロジロ見られることになったミイラさんは、この状況をどう思ってるんだろう?
と考えると非常にシュールでありました。
(о´∀`о)
普通、
死体を墓から出して運んで展示したりしないよねぇ………??
エジプト本国の博物館にあるなら、
調査のため一旦別の所に移すのと保管を兼ねて、、という理由が立つと思いますが………
(´-ω-`)
なんつーか………
博物館とはいえ、“展示物”になっちゃうんだもんねぇ。。
ごめんね。ミイラさん。
って気にもなりました。
意外と見に来てる人多かったし。
小さな子供もたくさんいました。
猫のミイラもあって、
愛猫家の人がつくったんだろうなぁ…と窺うことができました。
猫は小さいので人間のようなはならず、骨を寄せ集めたものが中に納められてるようでしたが。
愛する者と死後も共にいたい
という表れですよね。。
今でもミイラを作る専門職の人がいたら
お願いする人はいると思います。
ミイラの匂いを再現したコーナーもありましたが、
さぞかし奇っ怪なクサイ臭いがするかと思いきや、
普通にお香の良い香りでした。
防腐処理するのに香辛料等を多用するので、
納得っちゃ納得。
そいやお寺で充満してる匂いにも似ています。
発掘時にミイラが近くにあると匂いで分かるそうですが、
案外良い匂いなのかもしれません。
しかしエジプトは、マジで広大な遺跡の宝庫ですね。。
どれだけ豊かな土地だったのでしょう??
描かれている絵の中に、
頭が鳥の神人?とかが沢山いたのも気になりました。
実際にあのような形相の者がいたのでしょうか??それとも宇宙人??
実際にいたとして、
人間とは全く違う異形の者を受け入れて暮らしていたのも凄いと思います。
今あんな顔だけ鳥、の人がいたら速攻で殺してしまうのではないでしょうか??
もしくは捕らえて、隔離・調査します。
現代のアメリカの地下施設にいるとされるグレイみたいなカンジですかね。
とすると、
一般人の前には出ず、限られた特権階級の人とのみ共存していたのでしょうか。。
ミイラにしても、
当時の庶民にとっては全く知らない技術だったのかもしれないですね。
我々も、特権階級の風習や死生感など知りませんから。
(今の特権階級者は悪魔崇拝が多いでしょうから、先の未来に彼等の移住区を発掘したら生け贄にした人の骨とかが沢山出てくるのでしょうか………儀式に使ったあれやこれやとか………(´-ω-`)あり得そうでコワイです……)
歴史は繰り返すと言いますので、
大昔のことを知ることで
現代に隠された闇を垣間見ることは幾らかできそうです。
どのみち、
出土品から過去が分かったところで我々には知らされないと思います。
それがよく分かったミイラ展でもありました。
見る価値はありますが、
チケットの値段も2100円しますし、交通費も合わせると4000円位かかりましたので
もう一度行くか?と問われればリピはないですが、
リアルにエジプトから運ばれてきた石板や木棺・布にぐるぐる巻きにされたミイラさんたちは迫力満点でした。
あと、
ミイラ展のチケットで見れる他の展示物も見てきたのですが、
360度スクリーンで見る人類の進化には笑ってしまいました。
360度スクリーンの技術はVRの世界に入ったようで素晴らしかったのですが、
内容が、
人類は二足歩行の猿から進化して・・・というもの。
いやいや………
どう考えても、進化途中の骨は見付かってないし、
宇宙人が遺伝子操作して猿とのハイブリットを作った説のほうが合点いくんですが、、
未だに猿から進化説を大真面目に語るんですね………と。。
つーか教科書に書かれてる意外で猿から進化?の証拠を見たこと無いんですけどねー。。
想像・改竄?の歴史を堂々と見せられた気分でありました。
(о´∀`о)
しかも国立博物館でさ………巨額の資金かけてさ………
その後も地球館とやらがあったのですが、
もうアホらしくて見るのを止めて帰ってきました。
本当の歴史なんて、誰にも分かりませんよ。
出土品から想像するしかない。
でも、
その誰かの想像を、“正しい歴史”だと強要される覚えはありません。
正しい歴史認識なんてありませんよ。
人それぞれ、捉え方によって変わるんだから。
出土品という証拠から、推測するのみ。
《大き過ぎる嘘はバレない》
を
実感したミイラ展でもありました。