離島生活で思ったこと

沖縄の離島で暮らす中で思うこと、考えたことをつらつらと書いています。思考のウンコのようなものなのでまとまりはないです。

蜷川実花 写真展 







蜷川実花さんの写真展に行ってきました。








本当はミイラ展を見たかったんですが……
(о´∀`о)

都合の良い日が休館日だったり混んでてチケット取れなかったりで断念。

せっかく現地にまで行ったので、たまたま近くでやっていた蜷川実花さんの写真展に行ってみたという訳です。






蜷川実花 写真展「虚構と現実の間に」

~11月14日まで

In上野の森美術館

入館料:当日1800円





***







感想。






入館料1800円は、私にはお高い金額でしたが、妥当な価格だと思います。
こうした展示をやるにはお金がかかりますし、アーティスト活動を応援する資金にもなります。



たまにはこうしたアートを体感するのも良き。










極彩色の写真を全身で体感して、

久々に魂よろこぶひとときでした。








会場全体の構成もよく考えられていて、

映像作品もあり、空間全体に写真が貼られている部屋もあったり、「さくらん」のような色彩空間に様々な物が置かれて一つの世界観を作り上げている空間があったりと、

写真に留まらない表現手法の連続で、見ていて飽きませんでした。








どれも素晴らしかったのですが、



私が特にいいなーと思ったのは、


極彩色のお花の写真と

蜷川実花さんのお父様、蜷川幸雄さんが亡くなられた時のエピソードが写真と共に綴られていたところ。






売れっ子写真家だからこそ思うように休みが取れない苦悩、傍にいたいのにいられない時の不安、今まで過ごせた時間の幸せ、娘でいられた感謝、亡くなった後の言葉にならない感情、

私の中ではそおいう時にこそ写真を撮るのが写真家の真骨頂だと思いました。

言葉にならないきもちのこもった写真の数々。









私は多分、

写真そのものよりも言葉で綴られたエピソードが好きなのかも。。




写真そのものが優れているかどうかは、正直凡人の目の私には分かりません。個人的に好きかどうかで判断するだけ。


でも、

この写真にはこおいうエピソードがあるんだよ、というのを知ると、響く。





更に正直に言うと、

私は大して蜷川実花さんの写真が好きではないんです。

デビューの時から知ってるけど

彼女の写真は私には強過ぎて。。



私はどちらかといえば『陰』の側に生きているので

『陽』の部分が強い彼女の写真は私にはキツかった。





でも、



あのお父様とのエピソードが綴られた空間は良かった。




写真展に入って最初の空間に飾られていた降るような桜の写真も良かったけど、

あれはもしかしたらお父様が亡くなられた後に撮ったのかな、と今は思う。


桜が咲いて、雪が降った時に撮ったのか・雨が降ってる時に撮ったのかは分からないけど、

桜の花が降っているような、美しい写真です。



写真集では伝わらない、

大判の写真にプリントされた迫力を体感できて良かったと思います。












ただ、

まぁ、、、、


個人的に、、

沖縄に住めるようになってからは一度も満開の桜は拝めてないので、嫉妬しちゃうよね………

桜…………

恋しい………。。(´-ω-`)



桜の咲く時期はキビ刈りの時期で、島では一番忙しい時なんだよ……
(о´∀`о)

しかも、丁度キビ刈り終盤の、クソ暑くなる時期で追い込みで休みもほとんどない時なんだよね。。


島の基幹産業で大事な収穫作業だから別にいいんだけど…




それでもやっぱり桜が恋しい気持ちもあり、、



写真見てると

良い写真なだけによけい嫉妬しちゃうから、桜の写真コーナーはさらっと通過しちゃいました。
(о´∀`о)



いや素敵な写真なんですよ。


でも私は、島で暮らす以上はまず拝めない桜の花を見ると切ない。



でも、私が見てきた中で一番良い桜の写真でした。








その他のお花の写真もとても綺麗でした。





蜷川さんの写真を通すと、
世界は色彩で溢れていることに気付かされます。


地味~なつつじの花も、蜷川さんの写真では美しいピンクの花々に。

どーやったらそんなに色彩を切り取れるのだ。





極彩色の花の写真で飾られた空間は一番人気で、

空いてる時間に行ったにもかかわらず混み混みでした。


ここに来た多くの人が求めているものが何か、分かりやすい。














この写真展では、

人物写真を除いて全ての写真が撮影可能で、SNS に載せるのも勿論OK 。てか、むしろ大歓迎。



今の時代ならではだな~と思います。



もう今は、

見に来た人にしか見せない、じゃなく

どんどん見せて、拡散したら、更にお客さんが来てくれる時代。




あの大判の写真のエネルギーを体感できるのは実際に行ってこそだもんね。



もし行くのを迷ってる方がいましたら、行っておいたほうが良いと思います。無理にとはいいませんが。損はしないはずです。







最後に、ショップでポストカードを買いました。
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照明が弱くて色味が暗くなってしまってすみません……実物はもっと鮮やかです。



大判ポストカード220円。





写真集買う金はないし、ポストカードで我慢。

しかも、地味な八重山手帳の表紙を被せるのに丁度良い。


八重山手帳はとても使い勝手が良くて毎年買っているのですが、表紙が地味過ぎるのが難点で見る度にテンション下がっていたのですが、これでようやく華やかさが加わりました♪













最後に、私が撮った展示写真をいくつか載せておきます。

ぶっちゃけ、スマホで撮った写真のほうが数億倍キレイですが、参考までに。。


実物は更に数億倍迫力があって綺麗なので、

ぜひ機会がありましたら直接足を運んでみて下さい。



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