離島生活で思ったこと

沖縄の離島で暮らす中で思うこと、考えたことをつらつらと書いています。思考のウンコのようなものなのでまとまりはないです。

霜月旬さんについて

 

 

 

 

【霜月旬】しもつき しゅん という漫画家さんをご存知でしょうか?

 

 

その昔、幽遊白書が流行っていた頃に、高河ゆんさんと合同で同人誌を出していたりした方であります。

当時、コミケは晴海で行われていて、大手専用と言われたA館にも配置されてたんじゃなかったかな。

 

 

 

幽遊白書の世界観に合った太くて力強い線で、芯の強い漫画を描く方だった。

 

旬さんの漫画を「暗い」と言う人もいたけど、別に、どんより暗いんじゃなくて、

一つ一つのことに真剣に向き合うからこその純粋な、真っ直ぐな描写ゆえ。

奥深い、シリアスな漫画を中心に描く人ではあります。

 

 

ずっと宝物にしてとっておいてきましたが、この度、次のフェーズに行くべく、次の引き取り手さんが見つかったら手放す決心をしまして、ヤフオクに出品しています。宜しかったら見てやって下さい。

 

 

 

 

 

どの本も完成度が高くて見応えがあるのですが、

短編ながらも一本のストーリーとして繋がっていた「幽遊外伝」シリーズは10巻にて見事な構成で仕上げ、圧巻のラストを見せてくれます。

何気に本文の紙の色が段々濃くなっていってて、それがストーリーと相まって引き込まれていくのです。こおいう工夫ができるのが同人誌ならではだよね。その見事な演出で、世界観に引き込まれ、ラスト、いきなり紙が真っ白になったところで読者も解放されていくのです。

 

パロディというよりかは、【霜月旬】のオリジナルストーリーに近く、でも幽遊白書っていう。

コアなファン向けかもしれません。本格的パロディ本というか。

今となってはここまで幽遊白書に想い入れて描ける人はいなかろう。。

 

 

今見ても、遜色なく読めて、本当にこの人は幽遊白書が好きだったんだなぁ、鴉さんが大好きだったんだなぁ、っていう、

その時にしか出せないパワーが詰まっている本の数々です。

この「好き!」を存分に出せるのも同人誌の良さですよね。

 

 

漫画も良いんですが、フリートークのページも読み応えがあっておすすめです。

 

 

 

 

改めて。私は霜月旬という思考回路と世界観が好きだったんだと思います。

 

 

 

 

 

 

もっともっとその世界観を世の中に出して広めて欲しかったんですけど、いくつか商業誌で作品を発表した後は同人誌に戻られて、今はpixivとかTwitter等でマイペースに活動されているようです。

作品がなかなか読めなくなってしまったのは残念ですが、お元気そうなので何より。

 

 

 

 

 

 

 

私、一時期大好き過ぎてストーカーみたいだったんですよ。迷惑かけた。すみません。。

 

お住まいも実家の近くだったから知ってた(なんなら一度アシスタントしに行かせてもらった)し、お父上がやってた新宿のカレー店にもたまに食べに行ってました。(ここは今でも東京帰ったら行きます。辛くて不思議な、美味しいカレーなんです。)

 

 

夢中になってたのが高校生の時だから、私のアイデンティティはほとんど旬さんかも。。

(о´∀`о)

 

 

10代の時に夢中になったものって、影響受けますよね。

 

 

 

 

 

同人誌というと、軽いノリで出したカンジを思い浮かべる方もいるかもしれませんが、

旬さんの本は、一冊一冊に魂がこもってて完成度が高いのです。(だから、発行ペースが遅くてヤキモキもしたけど。)

 

 

 

原稿も、今と違ってアナログですし。一本一本の線に描き手の気持ちがこもっています。

 

 

 

 

 

 

ぜひ、霜月旬さんの世界観を堪能してください。