雨のち曇り。
今日は朝から予想外に雨が降り始め、
島でお世話になった人とのお別れがあった。
実感はなかったけど、
その人たちを乗せた船が遠くなっていくのを見ると切なかった。
船の出発と共に子供たちが一斉に堤防の先っちょまで走っていく姿を見て、再び切なくなった。
堤防の先っちょまで行くと、
船が出発しても 港を出る前に堤防近くを通るため、再び近くで顔を見てばいばいができるのだ。
子供たちは元気よく堤防の先っちょ目指して走り、
大人たちはそのまま雨に濡れながら手を振って見送った。
帰り道、
泣かないでいたみんなの心を具現化するように雨が強くなった。
というか、なかなかのどしゃ降り。
遠くの海の上に見える空は明るく、
島の上空にだけ降っているようだった。
今、なにを見ても聴いてもめそめそ泣いてしまう。
見送りに行くのはまた逢える様に。
とはいえ、
寂しいものは寂しく、
悲しいものは悲しい。
ひさびさにソウルフラワーユニオンの『満月の夕(ゆうべ)』なんかも聴いちゃって、更に涙。
悲しいのは、別れではなくやり残したことがあるからだ。
自分の無力感に涙。
また逢える様に
同じ涙を流さぬように
ただ忘れずにやるだけ。
また逢える様に頑張るだけ。
もう ただただ「お世話になりました。」
「島に来てくれてありがとう。」
「島に関わってくれてありがとう。」
たくさんの幸せを 。