晴れ。
南風。
あまりにも雨が降らないので雑草ですら枯れてきている。
山がないとホント水には乏しいんだと痛感する。
石油エネルギーの供給が止まったら飲用水も枯渇する島にいることは少し危うい。
最近 銀金(「銀の海 金の大地」氷室冴子・著)の話題を書いていたからかアクセス数が上がっていた。
今でも人気のある作品であることが窺える。
本編が書かれないまま終わってしまったことが本当に悔やまれる。
私にとっても佐保や佐保彦たちがまほろばになった。(о´∀`о)
切ない。
佐保という名前の土地が実在する奈良県は、私にとっても思い出深い土地。
人生初めての『旅』に出た時、東京から大阪に向かう途中、自転車で険しい峠道を越え、坂を下って奈良市内に降り立った時の安堵感、修学旅行でしか来たことのなかった奈良に自分の足で来たのだという感動、今でも鮮やかに甦る。
教科書でしか見たことなかった古墳や遺跡も大好きだ。
前方後円墳なんて、墓なのになぜか萌える。惹かれるものがある。不思議だ。
輪廻転生はきっとある。
私は 「ある」と思うようにしている。
そのほうが希望があるからだ。
たとえ まやかしの希望であってもいいと思う。
また生まれ変わることができると思えば 希望も出てくる。
人生は一度きりじゃない。
今の自分の人生は一度きりかもしれないけれど、
自分の魂は永遠だ。
夢は必ず叶う。私は 叶えてきた。
願い続け、抱き続け、チャンスを見逃さないことが大事だと思う。
銀金に続き、
『星虫』(岩本隆雄・著)も読んだ。
新潮社によるファンタジーノベル賞第一回大賞最終候補作。
この作品も好き。
天の川の輝く夏に波照間で読むのにぴったりだと思う。
夏休みの課題図書になったらいいのにと思うんだけど、
学校が指定する課題図書って毎回おんなじ古典的なツマラナイ本ばっかだよね…(´-ω-`)
『星虫』は、地球外生命体と自然保護、宇宙について書かれている。(ストーリー自体は学園ファンタジーです)
そのなかで、人間は地球の癌、という記述が出てくる。
それ自体は、否定しようもない。
でも今回読んで、そこから一歩先に進んだ「人間は地球の種だ、」という記述も発見して驚いた。
人間は、人間が住めなくなるくらい地球を汚染し、他の星へと移住を考える。他の星(場所)でも人間が住めるよう地球そっくりの環境を作ろうとするだろう。それは言い換えれば、地球を増やそうとするようなものだ。だから人間は地球の種、だから地球は人間を殺さない。
というようなことらしい。
色々 思うところはあるけど
人間を地球の種と捉える発想は面白い。
地球自体もひとつの生命体だから、子孫を増やしたいと思っている…??地球が、地球を増やしたがっている?。じゃあどうやったら増やせるか??みたいな。。
壮大過ぎて私にはもう考えられないが、
生命の本質として子孫を増やしたい欲求はあるはずだから、有り得るかもしれない。
にしては地球そっくりの星って、あるにはあるらしいけど身近にはないよね(*´ω`*)
私達からしたら死んでるような星のほうが多い。
死んでるような星のほうが多い宇宙?
やっぱり宇宙のことはよく分からない。
とりあえず、『星虫』は宇宙や星のロマンを感じることができるのでオススメ☆
幼少期に偶然出会った異性と高校で再会、とか
ボサボサ頭を整えたら実はイケメンで実は地域有数の名士の家、実は天才的頭脳の持ち主、と、ギャップ萌えの登場人物も出てきます✨✨私好みです(*´ω`*)
宇宙開発についての考察がやや時代遅れな感がありますが、約30年前に出た本だから致し方ない。
現代の宇宙開発ってどうなってるんですかね??
ほぼ軍事機密だろうから一般には情報が来てないカンジがする。
宇宙人と霊界についての秘密を知れたら根本的な大きな謎が解けそう。。
この『星虫』は、アニメ化の話も出てたようで、なんか立ち消えちゃったみたいではあるんですが……無事にアニメ化して多くの方に知ってもらいたいなと思います。本も読みやすいですし。挿し絵も(新潮社版)素敵です。
道原かつみさんの挿し絵がね、ホントによく星虫の世界観を描いてくれています。素晴らしいんです。
完全ファンタジーな話なんですけど、本を読んでいる間はその世界観に浸れる。。
読書の醍醐味です。
青臭さや夢物語なカンジもありますが、それでいいじゃないかと思います。読んでいる間にだけ浸れる世界観ですから。
改めて、本って良いなと思います。
夢を持ち、夢を叶えられる世の中でありますように 。